テイルズオブデスティニー2は令和基準でも変なゲーム
テイルズオブデスティニー2、クリアしました。もう二度とバルバトスやりたくねえ
このゲーム令和に発売されたとしても、システムがよく分からない!!!星1!!!!ってつけられるのにエターニアからたった2年で発売してるのが本当に意味不明。しかもこれが初のPS2テイルズなのも挑戦的がすぎる…
狂信者が生まれるほどの変なゲームなので、システム説明だけで余裕で1000字を超えて今泣いてます。忙しい人は中二病でも恋がしたいの元ネタのジューダスのことだけでも知って帰ってください。
ここが変だよTOD2
・凝りすぎな戦闘システム
エターニアまでの戦闘、ぶっちゃけボタン連打してれば何とかなってたんですよね。そこからデスティニー2(以下D2)はSP(いわゆるスタミナ)が導入されてボタン連打してると攻撃が全く当たらんって事態になる。
画面のSP(青いゲージ)を理解してないと序盤の雑魚敵相手ですらD2は死にまくる。ぬるま湯につかった令和ゲーマーに厳しいゲーム。
じゃあどうするのかというと、
SPが切れるまで攻撃→ガード固めてSP回復するまで味方に攻撃してもらう→また攻撃
と前衛と後衛を切り替えて戦うようになります。
これ自体は中々楽しかったんですが、ダークソウルすら出てない時代にスタミナ管理を雑魚戦(しかもなんかやけに雑魚の火力が高いし)ですら要求するのは人類には早すぎないか……?
・”すべての”技の性能をいじれる「エンチャント」システム
今までのテイルズの戦闘はまあ使う特技を変えるくらいしか無かったんですが、D2で増えたシステム「エンチャント」でいつでも全ての特技・奥義の性能をいじったり派生攻撃を設定できるようになりました。
これがどういうことかというと、最終的にこの1画面×全6キャラすべての特技数(60くらい)の設定をすることになります。
いやキツいって…
でもこのおかげで殴るキャラは格ゲー並みのコンボを組めて、魔法キャラは魔法1つ1つにデバフを設定できたりするから慣れるとボス対策を考えるのが楽しい
・現代モンハンより複雑な装備品システム
2002年発売のゲームの説明にワールド以降の現代モンハンを引き合いに出すのはあまりにもおかしい気がするんですが、実際分かりやすいので出しちゃう。
今までのテイルズは一般的なRPG方式の装備システムだったのが、D2ではスキルの合計値を足して特殊能力が発動する仕様です。
要するに現代モンハンみたいな仕様。
(ちなみにD2のスキル名はリリーヴ6:敵撃破時にHP回復、トランキル5:TP回復力が上昇……みたいにもっと分かりづらい)
それに加えてD2は各部位で管理してるステータスが違うのでもっと複雑で…防御力は頭と胴でしか管理してないけど、頭は知性とTP消費軽減、胴は回避とTP回復速度も管理していて、足はSP回復と移動速度を管理していて……
更に「リファイン」でスキルを他の装備品に移植できるので君だけの最強の装備を作れるぞ!
いや無理だって!!!
ここまでくるともうプレイ中は触った試しがない
他にもメニュー項目の順番を変更できるよ!!!(迫真)なんかのこれいる?要素もあったりするんですが、1週クリア程度ならせいぜい6割くらいしか触らないでもクリアできちゃう。
こんな感じで変に凝ってるくせに、ついてこれない人は使わないでも良いよ~ってスタンスが狂信者を生んでいる気がします。俺だけがお前を理解してやれるんだ…みたいな
全ての中二病の原点、ジューダス
テイルズオブデスティニー2をやったらこいつの話をしないわけにはいかないだろう…
漆黒の仮面剣士(しかも二刀流)、ジューダス…!(cv緑川光)
とりあえずこいつの秘奥義を見てくれ
二度と会うことも無いだろう!
塵も残さん!行くぞ、浄破滅焼闇!
闇の炎に抱かれて消えろ!
中二病という言葉が広まる前に、こんな中二病でも恋がしたい!の元ネタが存在してしまってる事実。多感な時期にTOD2をやってしまった人間は絶対に傘2本でジューダスの真似やってると思います。
そんなジューダス、もう全てが面白くて初対面のセリフがもう最高。
「名前など、僕にとっては無意味なものだ…」
人生で一度は言いてえ~
こんなに喋るだけで面白いのに何にでも詳しくて、主人公に真面目なアドバイスも出来る。更に前作キャラにとても良く似てる(要するにZガンダムでいうクワトロ大尉)美味しいポジションとTOD2のモチベの8割はジューダスでした。
ジューダス、”萌え”じゃん pic.twitter.com/l1b0Lf4DhZ
— エテ (@ete_coj) 2021年9月12日
当時もネタキャラ扱いだったみたいです
D2のここがすき
・シナリオ
強引なとこもあれどデスティニーの素材を使ってボーイミーツガールをやりたかったんだなってのは伝わった。後述のチャットがかなり充実しててかなりキャラが好きになってしまったので普通に終盤はちょっときてしまった。
・雑談チャット
PS→PS2のハードの性能をここに活かすのがあまりにも正解すぎる。細かいところだと過去作だと街の中とかダンジョンでは聞けなかったチャットがどこでも聞けるようになったのもかなりデカい。しかもレパートリーも多いしどれも面白い。
戦闘中にも会話が入ったり(ボスだと専用セリフがあったりもする)と、順当に過去作から進化してる部分も多くてかなり新鮮に遊べました。
次はシンフォニア(8000円)です
D2を説明するのにモンハンとダークソウルを使っている時点で、時代の先を行き過ぎたゲームだったなとは思いました。とはいえこんなに作りこんでるのに後続のテイルズで使われてないと勿体ないなあ……
ということでテイルズオブシンフォニアで確認していきます。
なんやかんや用意するのに8000円かかりました。なんで?(GC版は家にwiiがあると勘違いして購入したやつ)
テイルズオブシンフォニアを2021年に遊ぶにはと8000円かかります pic.twitter.com/AVjZ4peHJh
— エテ (@ete_coj) 2021年9月18日
おまけ
当時の雰囲気のコメントを添えて
ではまた