ExtremeHeartsという「ひと夏の思い出」が生み出したもの
3月26日に開催されたアニメ『Extreme Hearts』のイベント『Extreme Hearts ×Hyper×Stage』に参加してきた。
アニメの放送が22年夏クールなことを考えるとかなり期間が開いてのまさに待望のイベントであった。
さてこのExtremeHeartsというアニメだが、お世辞にもヒットしたとはいえずあくまで自分の観測範囲だといわゆる2クリ圏内の人しか見ていないくらいの感覚であった。
それもありキャパ800人が埋まるのか…?と内心怪しんでいたくらいであったが、いざその日になってみればほとんどがブルーレイを購入して先行応募したファンで埋まり一般チケットも即完売、抱き枕カバー・スタッフ本まで完売とまさに杞憂の盛り上がりであった。
円盤売り上げなどの数字だけを見ると異様とも言える盛り上がりはこの作品が単純に面白いアニメーションというだけでなく「体験型」の作品であったことが大きいのかなと思いイベントの感想がてら書いていきたい。
ExtremeHeartsが作り出していた「体験」
このアニメは本編とは別に、作中のキャラクターが書いているという体の『RISEのブログ』といわゆる番外編の『S×S×S』を本編と同時進行で展開していた。そしてその全てをリアルタイムで反復して視聴することで作品に取り込まれる体験を生み出していた。
RISEのブログ
このブログは見てもらえれば分かるのだが、インターネット初期のHTMLで書かれているブログを再現しながらもいいね数や視聴リンク(クリックすると実際にサブスクのページに飛ぶ)まで配置しているというこだわりようである。
放送が進んでいくとそれに応じてブログのデザインまで変わっていく仕掛けになっており『アニメのキャラクターを見る視聴者』としてではなく、『主人公たちを応援するファン』としてこの作品内に取り込まれていく。という昨今においてはかなり珍しいリアルタイム性を重視した企画だった。
ちなみにだが放送終了後にそのデザインの変化が追えるようになっているためぜひ読んでみて欲しい。
ExtremeHearts S×S×S
そして『S×S×S』はその話数の裏話やサブキャラの掘り下げがメインの他のアニメでいうとボイスドラマに近いものになっている。
ただこのSSSでも大きな仕掛けがあり、最終回手前の11話に対応する#11 exでは最終回のライブで披露する予定の新曲の試聴版を公開する。という体のエピソードで実際にその試聴版が流れ、まさに最終回のライブを楽しみにしている「作中の観客」と「視聴者」を重ねる演出になっていた。
そして迎えた最終回ライブではついにライブで陽和が感極まってしまう一幕を文字通り"体験"し、S×S×S 12exではファンへの挨拶として画面の前の私たちに向かってキャラクターから直接メッセージをもらい『ファン』と『視聴者』は完全に一体となる。
このようにExtremeHeartsという作品は1クールという期間で視聴者たち自身がRISEのファンとして彼女たちを見届けることでまさに「ひと夏の思い出」として強烈に印象に残る作品となっていた。
ひと夏の思い出がもたらしたもの
そして実際のイベントがどういう内容であったかの詳細は様々な方がまとめてくださってるのでここでは割愛するが、(そもそも参加した多くの人が手間のかかるブログという形でレポや感想をまとめている時点ですごい)山野ホールの800人というちょうど良いキャパのおかげでExtremeHeartsを体験したコミュニティそのものが集まっていた。
物販での抱き枕カバー完売報告がTLを駆け巡ったり、クイズの出題もフォロワーがおなじみのキャプからの出題だったり、極めつけは音響トラブルを恐らく自前の劇中のTシャツや最前ラーメンで乗りきったりと演者(イベント運営)と観客がまさに一体となったイベントでだった。
最終回ライブを再現した衣装やセトリ、そして音響トラブルを乗り越えた上で繰り出される「みんな大好き!」はもちろん意図していたものでは無いとはいえ”体験”させるアニメ作品のイベントとしてこれ以上無いほど集大成となっていた。
/#エクハ スペシャルイベント
— TVアニメ「Extreme Hearts(エクストリームハーツ)」公式 (@exh_official) 2023年4月1日
アーカイブ配信中⚡️
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当日撮影したオフショットを公開📸
チームRISE集合👏
作品初の大型イベントを
ぜひご自宅でもお楽しみください✨
🗓チケット購入
4/9(日)21:00まで
🗓視聴期間
4/9(日)23:59まで
✅詳細はこちらhttps://t.co/3ipVfsqOft#ExH pic.twitter.com/tDeaiz5ogT
そして最後にキングレコードのプロデューサーからの手紙では、世間的にヒットしたわけではないけど、この会場にある熱気に応えるために新曲を出します!とExtremeHeartsを体験したファンたちの熱気が本当にコンテンツの継続に繋がったのだ。(もちろんキングレコードのプロデューサーの漢気あってのものだが)
色々なアニメを追ってればこういったアニメ放映後のイベントではコンテンツ展開はもうないけどこれからも応援お願いします!という言葉を散々聞くし、実際演者も観客もそのつもりだったからこその熱気だったがそれが次につながったというのは本当にすごいことだったと思う。
ExtremeHearts ×Hyper×Stage お疲れ様でした pic.twitter.com/ER3UFmO3Sb
— エテ (@ete_coj) 2023年3月26日
少し話は脱線するが、この視聴者を作品世界に引きずり込むというストーリーテリングはプレイヤー側が作品世界に干渉するゲーム作品では時々あるものであったりする。
ただそれらのゲーム作品とExtremeHeartsがやっていたことの決定的な違いは、あくまでプレイヤーという「個人」に向けたものではなく視聴者という「大勢」に向けたものという点にあると思っていて、この作品のキャラクター・ひいては世界を本当に息づくものとして丁寧に描いたことが数字としてはヒットと言えなくてもどこにも負けない熱のあるコミュニティ形成につながったのだと思う。
こんな体験をさせてくれたのは自分自身がリアルタイムで色んなアニメを見る習慣があるからだが、そのきっかけになった緩いつながりが一つの場に集まったからこそ出来た体験なのでやっぱり感謝しかない。
2023年は順張り・慣れ合い・素直。
テイルズオブリバースはクソ真面目に差別と向き合うRPG
テイルズオブリバース、クリアしました。
テイルズシリーズの定番ネタになってきた差別ですが、本当に全ての要素を使って差別と向き合った作品はさすがに後にも先にもリバースだけなのでは?
ちなみに今までのテイルズの差別要素
村長「その娘の肌の色を見るがよい。災いの種でないと言い切れるのか?」 pic.twitter.com/fXcWHVZR6j
— エテ (@ete_coj) 2021年9月5日
やっぱエターニアの黒人差別は令和には危険すぎるって!!!
ディティールの細かい世界でお送りする差別!差別!差別!
リバースの世界観は公式が今来た三行で説明してくれています
さらわれたクレアを追って旅立ったヴェイグたちは、行く先々で遭遇する差別の光景に、種族間の根深い対立という王国が抱える問題を目の当たりにしながらも、争いのない世界を目指していく。
この2つの種族(人間のヒューマと獣人のガジュマ)間の差別をリバースは圧倒的ディティールで出力しているので、「ちょっと店主が女性に話しかけただけで、ひいきだ!って低評価をつけるおっさん」みたいな嫌~~~な質感があるんですよね。
そしてこのゲームは狂ってるので訪れるほぼ全ての街で種族差別による問題を提示してきます。例をあげると…
・昔その辺に倒れてたヒューマを看病したら、持ち込まれた伝染病デスガロ熱で滅びかけたガジュマの村。その経験からヒューマに対して排他的になりプレイヤーにクソ田舎っぷりを存分に見せてくる。(今だとコ〇ナと盛大に事故っててアカン)
ネットミームに犯された偏見だけで作った群馬県みたいな村 pic.twitter.com/0hjFeSR4hQ
— エテ (@ete_coj) 2021年10月19日
反ワク村、入った瞬間石投げられて震えてる pic.twitter.com/gDqI34fLj5
— エテ (@ete_coj) 2021年10月19日
・ヒューマとガジュマ2人の族長がいて紛争一歩手前の村。ちなみに族長の頭は良くない。(これ特定層へのヘイトスピーチなのでは?)
・村長がガジュマに自分の娘をさらわれた経験から、村のガジュマをスラムに追い出したあげく見せしめにガジュマの女王を処刑しだす村
書いてるだけでどこかの団体に刺されそうで怖くなってきた…
ただこのゲームの差別の描き方に共通してるのは、差別する側にも相応の理由を持たせているんですよね。
それはエンディングにも共通していてラスボスに概念としての”人類の悪意”(体力21万)を配置して諸悪の根源とすることで、黒幕のキャラにも相応の理由を持たせることで”悪者はいない”という着地としています。
(とはいえ演技が迫真すぎて明らかにヘイトを買うためのキャラはいますが…)
この女こないだまでモブ同然だったのに打ち切り決まった漫画みたいな早さでキャラ積み上げて燃え尽きた… pic.twitter.com/XWOuq1bE11
— エテ (@ete_coj) 2021年11月4日
ぶっちゃけ扱う問題が大きすぎて強引にまとめた感はあるんですが、差別を扱うにあたって意地でも悪者を作らないぞ!という意思で描き切ったのがディティールの深さに繋がってるのかなと感じました。
寡黙で無口な主人公が成長すると…泣く!
今までのテイルズ主人公は物語をガンガン引っ張っていくいわゆる陽キャタイプがほとんどでした。
ただしリバースの主人公は違います。
無口で暗い陰キャ!幼馴染に異常な執着!それがヴェイグ!
この男のすごいところは幼馴染クレアにしか興味がないので作中のキャラで唯一種族差別に興味がない!!!
種族に分け隔てなく接してるのではなく、単に!興味が!ない!
そんな1人でピーチ姫救出するゲームをやってたヴェイグも種族差別と向き合うときが来ます。
クレア(ヒューマ)とアガーテ姫(ガジュマ)が”君の名は”します。(右が本来のクレア)
令和なので説明が楽!ありがとう新海誠!
この頃にはもうゲームも終盤に差し掛かっているので、周囲はもうとっくに種族差別を乗り越えてます。
そんなヴェイグも周りに合わせて「姿が変わってもクレアはクレアだ」と言いつつ、クレアの外見がやはり気になる…
そんな状態に業を煮やした仲間は本当にただの喧嘩を吹っかけてくる(このシーンは演技も相まってマジでリバースの名シーン)
テーマ曲がバックに流れるおそらく代表的なシーンで急にジャンル180度変わって思わず笑っちゃったけど良いシーンじゃん… pic.twitter.com/iW3nPfHHPV
— エテ (@ete_coj) 2021年11月1日
ただこの喧嘩をきっかけに仲間に悩みを打ち明け、そして故郷に帰って種族に関係なくパーティをする様子を見ることでヴェイグの中で種族への偏見が無くなっていきます。
そしてラスダンに突入するタイミングになってようやく…ようやくテイルズ主人公らしいセリフを言ってくれる!
ここまで主人公の成長をじっくり描いてくれたら…好きになるに決まってるだろ!!!
これからはヴェイグの悪口を見つけ次第違う!ヴェイグはそんなんじゃない!って噛みつきにいきます。
プレイヤーに最も近い主人公を「差別に興味が無い」キャラにするのは差別を描くゲームの主人公としてベストな配置だったと思います。
でもクレアへの執着はさすがに異常じゃない!?
(ちなみにヴェイグは作中でクレアって単語を281回叫んでいるそうです。そら当時もネタにされるよ!)
次はジアビスです
発売順的に次はレジェンディアなんですが、探し回っても見つからなかったのでアビスをやります。
嘘ですOPに釣られました
こっちもテストしておくかって見たらサビでお前テイルズの曲だったの!?!?!?!?ってひっくり返った(2回目) pic.twitter.com/d1gKHKKd9T
— エテ (@ete_coj) 2021年10月11日
テイルズオブシンフォニアにぐちゃぐちゃにされた
テイルズオブシンフォニア、クリアしました。
ちなみにやったのはPS3版(同時収録の続編が雑にインストールファイルだけ突っ込まれてるバージョン)
さすがにテイルズを3作も経由しただけあって”構え”が出来ていたと思っていたのに完全に破壊されちまった…
歴代テイルズ住みたくないランキング、暫定1位です
シンフォニア、徹底して描写がエグい。いや本当にやりすぎだろ!って悲鳴をあげるくらいに
まず最初のボスが主人公のロイドたちと仲良くなったせいで怪物化させられた優しいおばあちゃん!(後々その孫に殺したことを責められるおまけつき)
その次の街でも、怪物になった妻を助けるために裏切った領主は娘も妻も特に助かることもなく死ぬ!
極めつけは世界を救うためにどんどん人じゃなくなっていくコレット!
辛いよ~~~~~~~~ pic.twitter.com/gzdaVQiKCN
— エテ (@ete_coj) 2021年9月23日
辛すぎて吐き気がしてきた pic.twitter.com/LIXYFJ7fev
— エテ (@ete_coj) 2021年9月26日
救いはないのか…
いや分かるんですよ。主人公たちは世界を救うために旅に出てるので世界の酷さを描写するのも、コレットはその大義のためならなんでも捧げられる人間っていうのも…
でも今までのテイルズ含めRPGをやってると、そんな序盤の目的がちゃぶ台返しの布石だってことも察っしちゃうんですね。だから尚更感情をぐちゃぐちゃにされる。
そんなもうお先真っ暗な第1部シルヴァラント編、お先真っ暗すぎて何が起こるか全く分からないから辛くても進めちゃう!ちくしょう良く出来てやがる…!
展開の最大瞬間風速、間違いなく暫定1位!
そんなシルヴァラント編クライマックスはもう怒涛のたたみかけで、
世界解放の旅はマーテル様(誰???)の器を作るための旅だったことが判明してコレットの精神は死亡!
案内役だった胡散臭い天使はその成功を持って成り上がろうとしていたカスだったので成敗!そしたら序盤に流れで旅についてきてたクラトスが実はスパイだったことが判明!クラトス戦!(ちなみにプレイヤーもクルシスなんて単語は初耳です)
その次はクルシスの親玉ユグドラシルが現れてそのままユグドラシル戦!
負けイベでやられると思いきやレネゲード(初耳だが?)が助けに来たのに今度はそのレネゲード側からも追われることに!
この内容が30分で全部起きる。
ま、待ってくれ!訳がわかんねぇよ!
こんな感じでシンフォニア、普段は重い事情から目をそらしながらも明るい雰囲気でゆっくり進むのに要所の展開スピードがキャプが間に合わない勢いで早い!
この後のもう一つの世界テセアラ編も、ちょっと今書くと変な団体に凸されそうなレベルの「差別」描写が続くし、道中メンヘラショタのミトスがパーティに加入するけどラスボスだったことが判明してそのまますごい勢いで今までの伏線を一気に回収していくし…
そしてそこまで強烈なシナリオをしっかりロジカルに回答を出して収束させていくのも本当に良く出来ていて、さすが歴代で一番売れてるだけはある…と思いました
スカーレットネクサスをやってくれ
あまりにも描写が強烈すぎて令和では絶対出せないゲームなのでぜひやってほしい!と言いたいんですが現在やる手段がPS3かWiiを実機で用意しないと出来ません。(steamはおま国)
ですが同じシナリオライターの精神的続編が出てます。しかも超最近。
それがスカーレットネクサス!
元々このゲームをやったのをきっかけにテイルズ1からやり出したんですが、シンフォニアプレイ中はまさにこのゲームの精神を感じながらやってました。なのでシンフォニアを初見の時に戻ってもう一回やりたいって人にはぜひやって欲しい!
それはそれとしてバンナムは今すぐおま国をやめろ
次のテイルズはリバースです
プレイ済みの友人曰く「「へ、ヘイトスピーチ…!」って絶対言うと思うよ」だそうです。テイルズやってるとき毎回言ってる気がするぞ。。。
ではまた
テイルズオブデスティニー2は令和基準でも変なゲーム
テイルズオブデスティニー2、クリアしました。もう二度とバルバトスやりたくねえ
このゲーム令和に発売されたとしても、システムがよく分からない!!!星1!!!!ってつけられるのにエターニアからたった2年で発売してるのが本当に意味不明。しかもこれが初のPS2テイルズなのも挑戦的がすぎる…
狂信者が生まれるほどの変なゲームなので、システム説明だけで余裕で1000字を超えて今泣いてます。忙しい人は中二病でも恋がしたいの元ネタのジューダスのことだけでも知って帰ってください。
ここが変だよTOD2
・凝りすぎな戦闘システム
エターニアまでの戦闘、ぶっちゃけボタン連打してれば何とかなってたんですよね。そこからデスティニー2(以下D2)はSP(いわゆるスタミナ)が導入されてボタン連打してると攻撃が全く当たらんって事態になる。
画面のSP(青いゲージ)を理解してないと序盤の雑魚敵相手ですらD2は死にまくる。ぬるま湯につかった令和ゲーマーに厳しいゲーム。
じゃあどうするのかというと、
SPが切れるまで攻撃→ガード固めてSP回復するまで味方に攻撃してもらう→また攻撃
と前衛と後衛を切り替えて戦うようになります。
これ自体は中々楽しかったんですが、ダークソウルすら出てない時代にスタミナ管理を雑魚戦(しかもなんかやけに雑魚の火力が高いし)ですら要求するのは人類には早すぎないか……?
・”すべての”技の性能をいじれる「エンチャント」システム
今までのテイルズの戦闘はまあ使う特技を変えるくらいしか無かったんですが、D2で増えたシステム「エンチャント」でいつでも全ての特技・奥義の性能をいじったり派生攻撃を設定できるようになりました。
これがどういうことかというと、最終的にこの1画面×全6キャラすべての特技数(60くらい)の設定をすることになります。
いやキツいって…
でもこのおかげで殴るキャラは格ゲー並みのコンボを組めて、魔法キャラは魔法1つ1つにデバフを設定できたりするから慣れるとボス対策を考えるのが楽しい
・現代モンハンより複雑な装備品システム
2002年発売のゲームの説明にワールド以降の現代モンハンを引き合いに出すのはあまりにもおかしい気がするんですが、実際分かりやすいので出しちゃう。
今までのテイルズは一般的なRPG方式の装備システムだったのが、D2ではスキルの合計値を足して特殊能力が発動する仕様です。
要するに現代モンハンみたいな仕様。
(ちなみにD2のスキル名はリリーヴ6:敵撃破時にHP回復、トランキル5:TP回復力が上昇……みたいにもっと分かりづらい)
それに加えてD2は各部位で管理してるステータスが違うのでもっと複雑で…防御力は頭と胴でしか管理してないけど、頭は知性とTP消費軽減、胴は回避とTP回復速度も管理していて、足はSP回復と移動速度を管理していて……
更に「リファイン」でスキルを他の装備品に移植できるので君だけの最強の装備を作れるぞ!
いや無理だって!!!
ここまでくるともうプレイ中は触った試しがない
他にもメニュー項目の順番を変更できるよ!!!(迫真)なんかのこれいる?要素もあったりするんですが、1週クリア程度ならせいぜい6割くらいしか触らないでもクリアできちゃう。
こんな感じで変に凝ってるくせに、ついてこれない人は使わないでも良いよ~ってスタンスが狂信者を生んでいる気がします。俺だけがお前を理解してやれるんだ…みたいな
全ての中二病の原点、ジューダス
テイルズオブデスティニー2をやったらこいつの話をしないわけにはいかないだろう…
漆黒の仮面剣士(しかも二刀流)、ジューダス…!(cv緑川光)
とりあえずこいつの秘奥義を見てくれ
二度と会うことも無いだろう!
塵も残さん!行くぞ、浄破滅焼闇!
闇の炎に抱かれて消えろ!
中二病という言葉が広まる前に、こんな中二病でも恋がしたい!の元ネタが存在してしまってる事実。多感な時期にTOD2をやってしまった人間は絶対に傘2本でジューダスの真似やってると思います。
そんなジューダス、もう全てが面白くて初対面のセリフがもう最高。
「名前など、僕にとっては無意味なものだ…」
人生で一度は言いてえ~
こんなに喋るだけで面白いのに何にでも詳しくて、主人公に真面目なアドバイスも出来る。更に前作キャラにとても良く似てる(要するにZガンダムでいうクワトロ大尉)美味しいポジションとTOD2のモチベの8割はジューダスでした。
ジューダス、”萌え”じゃん pic.twitter.com/l1b0Lf4DhZ
— エテ (@ete_coj) 2021年9月12日
当時もネタキャラ扱いだったみたいです
D2のここがすき
・シナリオ
強引なとこもあれどデスティニーの素材を使ってボーイミーツガールをやりたかったんだなってのは伝わった。後述のチャットがかなり充実しててかなりキャラが好きになってしまったので普通に終盤はちょっときてしまった。
・雑談チャット
PS→PS2のハードの性能をここに活かすのがあまりにも正解すぎる。細かいところだと過去作だと街の中とかダンジョンでは聞けなかったチャットがどこでも聞けるようになったのもかなりデカい。しかもレパートリーも多いしどれも面白い。
戦闘中にも会話が入ったり(ボスだと専用セリフがあったりもする)と、順当に過去作から進化してる部分も多くてかなり新鮮に遊べました。
次はシンフォニア(8000円)です
D2を説明するのにモンハンとダークソウルを使っている時点で、時代の先を行き過ぎたゲームだったなとは思いました。とはいえこんなに作りこんでるのに後続のテイルズで使われてないと勿体ないなあ……
ということでテイルズオブシンフォニアで確認していきます。
なんやかんや用意するのに8000円かかりました。なんで?(GC版は家にwiiがあると勘違いして購入したやつ)
テイルズオブシンフォニアを2021年に遊ぶにはと8000円かかります pic.twitter.com/AVjZ4peHJh
— エテ (@ete_coj) 2021年9月18日
おまけ
当時の雰囲気のコメントを添えて
ではまた
テイルズオブエターニアは傑作王道RPGじゃないと思ってました
テイルズオブエターニア、クリアしました。
前評判で傑作王道RPG!って聞いてたのに序盤のパンチが超危ない方向から飛んできて泡吹いた
物語の舞台となるのは、二つの世界が平行に存在する“対面世界”エターニア。エターニアは明るく、暖かい気候の「インフェリア」と、その遥か頭上、空の向こうに逆さまに存在する「セレスティア」から成る。
そんなエターニア、2つの世界があってインフェリア→セレスティア→クライマックスの大体3部構成になってます。
最初はインフェリアのドドド田舎に住んでる主人公のところにセレスティアから美少女が降ってきて始まるんですが...
クソ田舎!差別!差別!差別!ファッキューインフェリア!!!
いきなりこれでひりついてきました
村長「その娘の肌の色を見るがよい。災いの種でないと言い切れるのか?」 pic.twitter.com/fXcWHVZR6j
— エテ (@ete_coj) 2021年9月5日
cv保志総一朗の幼馴染キールくん(パッケージの左端にいるやつ)もインフェリア思想に染まったレイシストなので平気でこんなことを言いだす。
キールくん「王様は俺たちと根本的に違うんだ。お前の国は王様が統治してないから野蛮なんだろうな」 pic.twitter.com/8CBMw2byqh
— エテ (@ete_coj) 2021年9月6日
他にも都会に行くやつはダメだとかほざくクソ田舎のNPC、1回騙されて小金をあげたら一生ついてくるガキNPC、法外な値段を吹っかけてくる宿屋などなど……
インフェリア、カス~~~~~~~~~~~!!!!!!
こんな世界とっとと滅べやって本気で思ったし傑作王道RPG???って疑問符しかなかったです
でもやっぱりテイルズオブエターニアは王道RPGです
その後ファッキンインフェリア人の主人公一行、皆人が良い代わりにNPCの生存率が体感5割くらいのセレスティアおつかい編で順調に王道RPGゲージを上げていきます。
とどめにちょっと尊敬してる先輩くらいのレイスが実はかなり主人公力高いのが判明して、そして死んで使命を託したのをきっかけにリッドが過去のトラウマ、偏見をどんどん克服していってあっという間に王道RPGゲージはカンスト
ラスボスの世界はクソだし大切な人が死んで悲しいから全て無に帰す!論法もリッドがその成長をもって人間は変われるんだ!でしっかり論破していく
テイルズオブエターニアは傑作王道RPGの前評判、何も間違ってなかったです
それにしても序盤のファッキンインフェリア描写は99割私怨入ってるだろ…
テイルズオブアライズは封印中
アライズは買いました
次はデスティニーやってないデスティニー2か義務教育枠らしいシンフォニアです
令和にもなってテイルズオブファンタジアをやった
最近なんとなくスカーレットネクサス(メインシナリオライターがなんかのテイルズシリーズと同じらしい)をやったら結構刺さったのと、いとこの家にあったデスティニー2のパッケージが妙に頭に残ってたのもあって夏はテイルズオブファンタジアをやってました。
・テイルズオブファンタジアは26年前のゲームです
テイルズシリーズ経験はまじでこれだけです。そんなノー知識状態でファンタジアをやり始めたんですが
↓これ(いとこからのお下がりだけど後から調べたらそんなに評判はよくなかった)
ファンタジア、完全に舐めてた…
言っちゃ悪いけど異世界転生もので言及されるステレオタイプなRPGだと思ってた…
まずOPからして一切の説明なしに知らん戦闘を見せられて、知らん奴らが知らんやつを封印して置いてかれてたら、数分で主人公の両親が村ごと殺されて復讐の旅を始めるドライブ感!
そんなこんなで重い展開が続く割に主人公クレスのメンタルが鋼なのでサクサク進みつつやっと普通のRPGっぽくなってきたと思ったら今度は50年前に飛んでダオスを倒してくれ!?
このパッケージから王道RPGどころかタイムリープギミックとかいう超変化球を投げつけられると思うか???????シュタゲだって10年前なのにこんなネタバレ厳禁なシナリオ展開を売れるかもわからん新規作品として出すのあまりにも挑戦的すぎる…
そんな感じで予想外の方向から殴ってくるし展開もめちゃくちゃ速くてかなり面白かったです。
俺の負けだ…
キャラがかわいい
シナリオ、めちゃくちゃ重たいんですがやってる間はそれを全く感じないのがやっぱり主人公パーティがめちゃくちゃ明るいし楽しそうなんですよね。復讐の旅なのにノリが修学旅行。
ちなみに僕はチェスター×アーチェ派です。喧嘩ップル、見てて楽しい
クレスも境遇がとにかく悲惨なのになんかオヤジギャグで滑るし楽しそうに冒険してて後方親父面になるし、チェスターは途中加入でレベル足りない時に修行イベント挟まってお前お茶らけてるのにしっかりしてんな…ってなるしミントはクレスと一生幸せになってほしいし、アーチェのおかげでいつでもギャグに出来るしクラースがあのキャラでミラルド一筋なのが好きすぎるし………
ここまで感情移入させといてあのオチ、俺の負けだ
次はテイルズオブデスティニーではないです
そんなこんなでファンタジアがめちゃくちゃ面白かったんで次はデスティニーだ!と意気込んでたらPS1、PS2でしか出来ません。ヘイト企業バン〇イナムコはテイルズオブコレクションを出せ!
というわけで一個飛ばして次はエターニアです。テイルズ”らしさ”見極めていきます。
ではまた
プリプリCH2章に向けてのメモ
予習済みのプリプリCH1章が結構面白かった
IQ3で見てたので「なんかヤバそう」とか「あー死んじゃった」くらいだったんですが2回目見る機会があったんでちゃんと予習してから行ったら結構面白かった。
半年後何もかも忘れてまたIQ3で2章を見ることになりそうなんでメモを書いておく
相関図みたいなやつ
探せば同じようなの出てくる気がする
コントロール配下だけど主人公チームも姫様が偽物なのバレないように動いてるので実質4つ巴。とても数年ぶりの続編でやる話ではない…
2章以降で拾われそうな要素
・そもそもの1章の発端がノルマンディ公の王室内スパイ狩りがやけに正確→王室にかなり近い侍従長が二重スパイなのでは?という流れだけど実際は違った。(コントロールのよく分からん組織との二重スパイだったから調査としてはええやろが雑で笑う)
・最初からゴールとしてプリンセスが壁を無くすが設定されてるけど王女になる、謎の組織やら共和国やらノルマンディ公と決着つける、壁を無くす…6章で終わるかこれ?
1章の感想
ある程度それぞれの思惑が分かってると各キャラのその時置かれてる状況が分かるので入り込めて面白かった。ただ初見はその辺がよく分からないせいで主人公チームとウィンストンの話は良かったけどなんか微妙…が正直な感想だった。
2章は王位継承戦やるみたいですが、王位継承者に謎の組織が推してる候補がいて共和国側のプリンセス、ノルマンディ公が推す候補との代理戦争だ~になりそうって書いておきます。答え合わせは半年後です。
ではまた。